万畳篆の創作

印鑑の書体のひとつとしての万畳篆

当店の書体に万畳篆というのがありますが、

この書体は印相体の欠点を解消するとともに

書体の印相体としての視覚的長所を生かすために

創作した書体です。

とはいっても、書体を創作することは

そう簡単なことではありません。

シナ(中国)の歴史の中で印章の中に九畳篆というものがあり

それを参考にしてあります。日本では、お寺で使用される

印、印文=仏法僧法に九畳篆の影響があります。

少し気が重たくなる書体のひとつ

画像は、注文時必ず行う風景の一つです。

最初は半紙に鉛筆で試行錯誤して

次に、実際の印影を想定してイメージを作成します。

それを作業場から見えるところに添付して

時々眺めます。修正箇所が見つかれば

また修正して、

同じように掲げて見る

この繰り返しをしながら、煮詰めていく

イメージが完成するまでの試行錯誤は意外と大変な

作業になります。

創作は大変な作業ですが

万畳篆に限らず、和文篆などの書体は

手本がなく、自力の感性でまとめて行くしかありません。

何日も頭の中でどうしたらいいのか

考えることも以前はありましたが、

最近は思考回路も慣れて少しは楽です。

いずれにしても、簡単に妥協しない姿勢は

次につなげて行くために大切であると考えます。

象牙印鑑の掘出し物の設定終了のお知らせ

彫助では、象牙印鑑の普及を目指して

店舗・通販サイト共に、価格設定を抑えてきました。

今回のHP/ブログの更新にともない。

従来の価格に戻す予定です。

象牙の良さを今後も発信してまいります。

価格面については十分検討をして決めてゆきます。

職人を育てるという新しい考え

時代背景に影響される人材育成という問題。

どんな時代にも必要とされる業種であれば

人材育成は容易にできるとは思います。

では、印章を扱う職人の場合はどうでしょうか

昭和から平成にかけて機械化に頼りきってしまった付けが

大きく、簡単に職人を養成できないのが現状

2代目3代目がいても、業を続けいけない問題がある。

本当の問題は、経営力の欠如が大きい、

職人としての能力がいくらあっても、

営業能力や経営能力で将来への十分な備えが

できなければ、次世代へのバトンは渡せない。

では、どうして職人を今の時代に育てることができるか

柔軟な考えと斬新な思考が求められる。

教えられたことをやるという難しさ

印章の職人(職人の育成を含む)を指導することを長く続けています。

職業訓練校は休校を経て解散されてしまいました。

現在は神奈川県印章研究会として指導しています。

印章の指導であれ、書道の指導であれ、

教えられたことが出来ないということはあります。

共に、複合的作業を伴っていることであり、

言われたことが、簡単に実現できないことは理解できます。

頭では理解できても、それをやるには、相当に積み重ねた努力が

求められることも現実にあります。

一歩への道は険しい

印章の職人として十代から多くの方に指導を賜り

神奈川プライドを守り続けています。

20代に指導を受けた師から、舟月という雅号を頂き

舟月(しゅうげつ)という印号に恥じないよう現在まで歩んできました。

書道の師である廣畑筑州先生のもと、一度諦めたことに

残りの人生を懸けて取り組んできた2年半。

まだ道半ばの感はあるものの、先が見えてきました。

自分の思いが成就できたあかつきには、書道印判師として

「一歩」という号と考えております。

デジタル社会の圧力に耐えながら

日本政府や官僚組織はデジタル社会の実現を目指し

アナログの排除に大きく舵を切ったようです。

外圧には屈して、政策には確固たる信念はなく、

日本国民の生活を守り抜く芯を持たず、

何を考えているのか理解できない。

国民に対しての背信行為は目に余る現状でしょう。

コロナウイルスへの対応で様々なことが

さらされてきました。

印章についても、グローバルに合わないとでも言いたいのか

100年以上も続けてきた慣習を否定して

デジタル社会の未来は安泰なのか

セキュリティーへの脆弱さは、明らかでしょう。

新・はん助奮闘記

5年間投稿してきた、はん助奮闘記の記事も

ワードプレスの不具合対応のために廃棄する決断を迫られ、

さまざまな方法も甲斐が無く、技術担当者もお手上げで

苦渋の決断を致しました。

バックアップデータの保存の大切さを思い知らされました。

記事の内容も今までより、より良くしてゆく覚悟で

新・はん助奮闘記として投稿してまいります。

読めない文字は絵として見る

印章の書体の中で読みにくい篆書を

扱い慣れている篆刻家や印鑑職人は例外として

一般的に文字として読めないことは想像できます。

では、どういう風に見えているのか、

女性の人には、絵画というか「絵」として

捉えている場合が多い。バランスや空間についても

文字として扱っている自分には不思議なことです。

できないことに取り組む覚悟

物事は、誰でも最初からできるわけではありませんが、

興味を持ったり、することを求められたり、

さまざまな事で、身につけて行きます。

ただ、能力や得手不得手で出来ないこともあります。

それでも、出来るようになりたいと思った時、

自分の限界を取り払い、諦めない覚悟を決めて

やろうとすることは自由です。

感性は磨き次第でしょうか

生まれ持った感性は、磨きしだいで大きな力になる。

試行錯誤を繰り返して一定の自信の中に、

ぶれない強さと、続ける楽しさを感じることができる。

決して人と同じ道を歩まずとも切り開くことができる。

ただし、道を逸れないように師を持つことは、

とても大切である。