はん助奮闘記

こだわりの発掘

2018年6月27日
から はん助
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印鑑の修理(修復)できますか?

枠の欠損を補修

一般的印鑑(柘、黒水牛、象牙)など又は虎目などの石材

間に合わせの修復ならなんでもできると思います。

 

普通の専門店で修理(修復)を受けない理由は

新規の印鑑を販売したいから…

欠けやすい印材(プラスチィック製など)の印鑑だから…

柘など朱肉(脂分)が浸み込んでいるため修復が不可であるから…

修復するスキル(技術)なないから…

修復部分がまた欠ける可能性があるから…

安価な彫刻(機械彫り)のため枠の強度がない印鑑だから…

大体以上の理由ではないかと思います。

その他の修復依頼

中心部分が写らない

全体に綺麗に印影が取れない

サヤ(キャップ)のヒビ割れ

中心部が写らない現象の原因は印材の乾燥不足のため

中心部の陥没が起きる場合(水牛材の場合)などです。

また、印鑑の保管環境もあります。ケースなどに入れていないと

エアコンや季節の乾燥の影響を受けやすい。

②の綺麗に写らない現象は、安価な機械彫りで文字の際

のササクレで起こります。(仕上げ作業の省略のため

③はサヤの交換。

当店への修復依頼は

一番多いのが長年の使用での磨耗・欠損で

彫り直しに適さない植物性の印材(柘・アカネなど)の場合は

油(朱肉の浸透で修復できない)が邪魔して

修復できない等の説明をしているのが現状です。

修復するとは=間に合わせではないので当面安信して使用できる

状態にすることが修復の基本になります。

その他の材料での枠の欠損で多いのが

元々、欠けやすい彫刻方法で彫られた場合です。

この場合、修復することは可能なのですが、

しっかりとした印鑑にするための彫り直しを説明することで

彫り直しを選ばれる方がほとんどです。

間に合わせの修復を嫌う理由

その後のトラブルの発生を懸念するためでは

直してもらったところが、また元に戻ってしまった。

など、信用落とす結果になってしまうことは避けたいから。

やはり…

印鑑を作成するときに、欠けにくい仕様の印鑑を

求めることが大切だと思います。

私が彫刻をした印鑑の枠の欠損による修復依頼は

記憶にありません。

 




2018年6月23日
から はん助
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「凜」女の子一文字の和文篆

女の子の名前「凜」

2017年名前ベスト10の3位の「凜」を

和文篆で彫ってみました。読み易さを優先しました。

型にはまらない柔軟さがないとできないデザインです。

書体の持っている特長、たとえば筆法。

文字の骨格は行書を据える。

柔らかさは草書を、線質は篆書+古印体。

空間を押さえながら印としての重みを保つことなど…

大切なこと

伝統(字法・章法・刀法など)を守ることは

その通りというか、私の立ち位置を考えれば当たり前のこと

基本です。

印章の基本は紛れもなく大陸にあります。

しかし、日本的な情緒を含んだ「倭古印」(やまとこいん)を

見ていると、制作過程や文字の選択など

当時としては最善であり、偶然の産物であったのではと思います。

注文する人の感性に寄り添う柔軟性

印鑑の文字校正を通してお客様の感性を感じることがあります。

文字のバランスを考えて…楷書的に線を増やして欲しい。

読み難いので…3文字のうち、この文字は読みやすいようにして欲しい。

細かいところでは、ここの空間が広すぎる。ここの部分をもう少し太めに。

この文字が小さく見える。等指摘され直したりします。

ときには、そうすると誤字になってしまうかも?普通そのようなやり方はしない

などありますが、できるだけ要望を取り入れながら

印の正当性を保つようにして印を完成させて行きます。

競技会の作品作りと普段の仕事

競技会の作品は、伝統の技の技量を競う事になります。

競う以上時間をかけて作品を完成させて行きます。

職人はその過程を通して、何が大切なのかを

考え、学び、新たな発見をし、体が覚えることで

自力をつけて行きます。そして思考の引き出しを増やして行くのです。

普段の仕事には競技会などで培った多くのものが

フィードバック(出力の一部を入力にもどすこと)されます。

90点の自力があれば、6割でも54点になります。

50点の自力の場合、6割では30点です。

時間効率を高めながら、商いに対応して行きます。

普段から自分を鍛え自力を伸ばす為に

競技会などに向かい合うことで、

普段の仕事のレベルも上がると考えています。

 




2018年6月21日
から はん助
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「結菜」優しい和文篆の書体見本

優しい読みやすい書体

文字は、2017年女の子の人気ベスト10の中から2位の

「結菜」(ゆうな)を選んで和文篆-優の書体で彫ってみました。

A

 

ヨコに配置、右から左へ結菜もう少し読みやすい方がいいのですが、

流れを表現すると、仕方ないかなとも思います。

B

読みやすくして彫り直してみました。

これだと読み易さと引き換えに篆書らしさが薄くなる感じ

でも、これはこれでいいとも思います。

 




2018年6月17日
から はん助
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読みやすい和文篆をデザイン

和文篆に求める要素

彫助の印鑑の書体で人気がある和文篆ですが、

「ひらがな」以外でも創作できないか?

印鑑の書体は、読み難いところがあるので

読みやすく出来ないか、試行錯誤で

彫ってみました。

文字は女性の名前で昨年ランキング1位だった

「咲良」=さら、です。

①読みやすいこと

②優しい感じがすること

③印としての重みが感じられること

以上の3点を考慮して彫って見ました。

「優和文篆」(ゆうわもんてん)とでも名付けましょうか。

見本書体になるのか?

見本書体にするには、どんな文字の組合せでも

同じような雰囲気を出せることが大事な要素。

もう少し見本を彫ってみたいと思います。

お客様の感性が創作の源泉

本当にお客様には驚かされます。

文字デザインを見せて、意見を聞く。

様々な考えを取り入れて、またデザインしてみる。

そのやり取りから、相手の感性を感じる場面が

時々ある。そのような考えから

新しい文字の書体(書風)が生まれてくる。

デザインを考えることは大変ですが、

本当にありがたいことです。

 




2018年6月15日
から はん助
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彫助の印鑑技術の証明

全国技術展最高賞の連覇の快挙

昨日、第22回全国印章技術大競技会の審査結果が

郵送にて届きました。

左の角印(第2部 木口角印・小篆の部)が

経済産業大臣賞になりました。

印文「重要無形民俗文化財高千穂の夜神楽」

右の丸印(第3部 木口実印の部)が

銅賞になりました。

印文「小村寿太郎」

前回大会が経済産業大臣賞でしたので

正直、予想していなかった結果となりました。

実印につては、次回への課題にしたいと

思います。

3日位かけて彫るのかな?

普段の仕事の場合は

このサイズの角印は、1日仕事ですが、

競技会の作品は、取り掛かってから

完成まで、半年ぐらいかかります。

①課題の文字に関して推考し、

印稿作りまでに6割

(印稿=完成の姿を書く作業)

②印材に文字を書く(布字)作業に1割

③荒彫り作業に1割

④仕上げ作業1割

⑤仕上げ後の補刀作業に1割

普段の仕事の合間にしていますから

大した時間ではないです。

とは言っても、補刀作業だけでも

10時間は越えていると思います。

最も大切な事が見えてくる?

作品(印鑑)作りは、文字デザインが出来れば、

9割完成とも言われています。

後は、それを忠実に彫って行くことです。

荒彫りの段階では、作品としての価値はありません。

文字の線に魂というか切れ(シャープさ)を出すのは

やはり仕上げ作業が最も重要であると言えます。

簡単に仕上げ作業と言っても、経験に裏打ちされた

腕(=技・わざ)があってこそです。

世の中の印鑑の大半は…

残念なことですが、世の中の大半の印鑑は、

注文印鑑であってもフォント文字

荒彫りしただけの印鑑が主流です。

せめて仕上げた印鑑をと思いますが、…

 




2018年6月12日
から はん助
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技能を磨き続けるということ

全国印章技術大競技会

印鑑の世界で技術を磨く場が二つある。

大阪の「大印展」と全国印章技術大競技会。

大印展は毎年行われるため、技術を磨くのに

とてもいい腕試しになる。

全国印章技術大競技会は隔年、2年に一度

業界の持ち回りの大会に合わせるようになっている。

今年で22回目の大会

40年以上の歴史はすごいと感じる。

大印展も昨年65回を迎えたので大したもので

大会をここまでやり続けてきたご苦労は

計り知れなく、ただただ感謝の思いです。

今回も作品を出すことに

木口実印の部

木口角印小篆の部

共に一部分。

神奈川県には、全国唯一の印章訓練校が

あり(現在は休校)、その上の教育をするために

研究科(現在は神奈川県印章研究会)があります。

今年も20名以上の生徒が技術の研鑽に

向き合っています。

知識や経験を伝える以外にしていること

技術だけ幾らあっても食べて行けない昨今。

しかし、腕を磨くことでも食べて行けることを証明したい。

それを、生徒達に伝えて行きたい。

指導者である前に、共に生きる先輩でありたいと思う。

「やって見せ」が出来ると、もっと多くのことを

伝えて行ける気がしてならない。

競技会の結果は出ている

木口実印の部・木口角印小篆の部の結果は

聞いている。正式な通知が届いたら

お知らせしたいと思います。

 




2018年6月8日
から はん助
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流遊篆も和文篆もお店で注文OKに!

お店でも注文できるようになりました。

最近は、印鑑作成のときスマホで

検索するケースが多くなっているよに

感じます。

店頭でも様々な印鑑の書体を

指定される場面が増えたための対応です。

女性に人気は流遊篆(りゅうゆうてん)

流遊篆は、長い歴史で残されている篆書文字を

ベースに創作されています。

篆書A 1-2 は、佐の文字の普通の篆書。

篆書B 1 は、佐の文字の小篆。

篆書C群は、佐の人偏の様々な形です。

この篆書C群を基にイメージを膨らませ

整理、デザインして流遊篆にして行きます。

男性に人気は万畳篆(まんじょうてん)

左は一般的な吉相印。全体に文字が広がっているものの

画数のない文字は余白が出てしまう。

右は万畳篆。本来の文字固有の画数に関係なく

余白を引き締めることができる。

こだわりの持っている方に選ばれている。

ひらがな文字の和文篆

一般的にひらがな文字は篆書体にすると

丸ゴシックみたいでかっこ悪い感じになってしまいますが、

和文篆は、ひらがなに調和体を加え

太めにすることで、印としての強さを求めた書体です。

様々な書体を創作

フォント文字が氾濫している今のはんこ業界、

印鑑にも個性ある書体で魅力あるハンコを

一本でも多く届けたい。

 




2018年6月7日
から はん助
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本物の虎の印判はどちらか?

どっちが本物?

左が本物?右が本物?

オリジナルは、右の方です。

摸刻するにあたり虎の部分のカスレを修正して

彫り上げたのが、左の印です。

戦国時代の武将の印

小田原城の領主であった北条早雲の子供

氏綱によって事実上の領主の権力を掌握するための

手段として用いたときに使用したのが

「虎の印判」と言われている。

彫ってある文字

「禄寿応穏」 読み=ろくじゅおうおん

(民の財産と生命はまさに穏やかなるべし、の意)

周りの領主の領主権を剥奪する結果として

この印を用いた公式文書により

悪代官などの影響を排除し、領民との間に友好関係を

築いたき、稀にみる低い税率を維持したことにより

農民支配の基礎をつくることができたと

いわれている。

まさに、ろくじゅおうおんです。

現代の虎の印を制作

サイズを同じく、虎をあしらい

現代の虎の印を制作するにあたり

問題が、

文字は何とか考える引き出しがあると

思っているも、虎の絵?

少し虎の絵の修行してからになりそうです。

今年中には彫り上げたいと思います。

 




2018年6月4日
から はん助
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小田原城と虎の印(摸刻)

虎の印の摸刻

荒彫りが終わった虎の印。

手彫りで出た彫りくず。

タテ96ミリ、ヨコ77ミリ普段彫ることのない

大印なので彫りくずも大量でした。

当時の職人のご苦労を感じながら

彫りました。

仕上げがとりあえず終わった印面。

拡大

拡大

虎の印の印影

写真製版でゴム印にして押した場合と違い

相当リアルな印影が取れました。

本来。真上から撮影した方がいいんですが、

摸刻(そっくり彫り上げている。)なので

とりあえずこの程度での公開です。

現代風の虎の印

次は、現代風の虎の印を

二つ彫る予定です。

あの当時は、しっかりとした資料もなく

彫ったことに敬意を表しますが、

文字が怪しい(正しい文字でない)のが残念です。




2018年6月3日
から はん助
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明神ヶ岳までハイキング?

南足柄市と小田原市と箱根町に跨る

明神ヶ岳は、標高1,169.1メートル。

近くの金時山より少し低いが、

看板犬を連れて家内と散歩気分で

登ることに、用意は、万全

ザック・登山靴・ストックなど

箱根から登らず

普通は箱根の強羅から宮城野へ行き

ハイキングコースで明神ヶ岳を目指すのが

一般的に思いますが、今回は

小田原の飯田岡から和留沢のPを目指し

そこからチャレンジすることに

途中まではリュウも散歩気分。

自然の景色を楽しみながらのスタート直後でした。

杉のキレ株にコケが、

登り始めて自然を楽しむのも

ここまで、道は険しくなり、勾配もだんだん

きつくなり、リュウはザックの中へ、

登山の立て札には、45分の道のりとありましたが、

リュウを背負った私は、90分。

疲れたため、昼食に

明神ヶ岳の見晴らし台までの84分コース

でしたが、これからは今まで以上にきつい勾配

普段の運動不足の足では、途中で帰る選択が一番。

家内はスタコラスタコラ元気でした。

(写真は中継地点を横切る林道)

来た道を下る。

帰りは、35分でPまでスタコラスタコラ。

五月最後の日曜日、天気は晴れ。

自宅に着く頃には足腰がガタガタでした。