はん助奮闘記

こだわりの発掘

2018年7月30日
から はん助
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小田原のはんこ屋・ブログ

ブログで伝えたいこと

数年前からブログを書き始めました。

最初は、契約先でもあったNTTの「ブログ人」でしたが、廃止されることになり

以前の投稿を受け継げることも考えて、「gooブログ」にするつもりでいましたが、

いろいろと考えて「ワードプレス」に決めました。

自分でホームページを作成していることもあり、何と言っても

他の広告が掲載されないという点が決めてでした。

残念ながら、以前の投稿のデータを受け継げませんでした。

最近はブログに代わり、FacebookやSNSを利用する人が増えています。

ただ、自分にはブログが一番しっくりくる感じなので現状維持の状態です。

ブログで伝えたいことは、彫助のはんこ屋としての取り組みです。

そして、技術を発信し続けることで、日々変化しているということ、

たかがはんこ屋、されどはんこ屋でしょうか。

(彫助の看板犬リュー5歳)

活字で伝える以上のものを伝えること

思いは活字(文字を打つ事)で簡単に伝えられる。

しかし、その真偽を確かめる事はできにくい。

その手助けにブログで発信する意義はあると思っています。

自分よがりになってしまうことは戒めながら

誠実にと…

実際に彫って押した印影を載せる意味

ブログに載せる印影は、全て見本として創作したものです。

書いた文字では、実際に彫刻したときとのアンバランスが出てしまい

彫刻作業の肥やしにならないためです。

(大体の見本は15ミリ丸に彫っています。)

注文で頂く意見は宝の山

印鑑の注文で校正をお見せするときに頂く意見は

大変参考になります。漢字の「和文篆」を考案するきっかけにもなりました。

はんこ屋で扱う古い文字は読めなくてあたりまえで

何の疑問も持たずいましたが、読めるようにして欲しいと

思う方が意外に多いため、重い腰を上げた次第です。

お客様の要望を受け入れつつ、文字本来の姿を守りながら

デザインして行く作業は大変ですが、頑張っています。

彫助の店長、私の家内も大変貴重な意見を言ってくれます。また

彫助の店名の考案者で、更新前のホームページのトップの写真も家内のアイデアです。

多くの方のお陰で職人をさせて頂けることに感謝して

今後も発信して行きます。

 

 

 




2018年7月29日
から はん助
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小田原から発信?印判の新しい可能性

少し大袈裟なタイトル?

伝統は残ってこそで、手作りに於いてはなおさらです。

印鑑フォントを使用するのは主に技術のないはんこ屋さんですが、

技術をもっているはんこ屋でも無視できないレベルになっています。

AB

CD

A=は標準的篆体のフォント文字。B=は小篆のフォント文字。

C=は印相体(吉相体)のフォント文字。D=は九畳篆のフォント文字。

文字画像は実際より粗くしてありますので、実際はとても綺麗です。

A・B・Dは「善」。Cは「舟」。

どうして無視できないのか?

文字を書く技術は大変なことで、修得するまで何年も努力する必要があるからです。

その手間を省けるなら、と考えても自然なことです。

ましてや、安売りのはんこ屋は印鑑フォントを使って

手間を省き商売をしている現状があるので…競争するにも

あまりにアドバンテージが大きすぎると…

同型印が出来てしまう以外にも問題が。

仕上げ作業を省いた荒彫り印鑑しか出来ないことです。

しかし、世の中で使用されている印鑑の8割以上

もしかすると9割以上の印鑑は荒彫り印鑑(仕上げをしていない印鑑)です。

今は、これがスタンダードとも言える現状です。

 

印鑑技術者にとっても、価格で敵わないことが一番の問題でしょう…

仕上げをした印鑑をスタンダードにするために

荒彫り印鑑ではなく、仕上げ印鑑がスタンダードになるために

技術者がすべき事、価格の、見直しも大切ですが、

手彫り印鑑の魅力を高めること、新しい発想をもつことだと思います。

今までの常識に囚(とら)われない考えが出来るかが鍵です。

「さくら」

ひらがなの印鑑にも、もっと威厳を持たせるようにすること。

「井上」A

文字フォントでは追いつけない印鑑デザインを創作すること。

そして、今までにない読みやすい文字を使いながらも

篆書体の持つ威厳や重厚さを兼ね備える印を創作すること…

会社で使用する印鑑の課題

何と言っても、会社で使用する個人の印鑑は、

読み易さが求められます。読みやすい印鑑は、

書体が楷書的であり、古印体・楷書体・行書体・隷書体などで

印鑑の書体として重みが出せないのが課題のひとつ、

個性も出にくい。

「井上」B

これは読み易さを優先して、創作した印鑑です。

画数の少ない名前(井上と彫ってあります)に向いている

和文篆です。

A=は少し大きめのサイズを考えてデザイン

B=は、小さめのサイズに合うようデザインしています。

印として文字をデザインするのに、時間が掛かってしまうのは

仕方ないことですが…

 

これからも魅力ある印鑑づくりを小田原から

発信できればと考えています。

 




2018年7月21日
から はん助
記憶に残る書体・仕事印・和文篆 はコメントを受け付けていません。

記憶に残る書体・仕事印・和文篆

会社で使用する印鑑は読みやすい方がいい?

A 

仕事で使用する印鑑は、決済や承認・確認などで使われます。

Aのような印の書体だと、他の者からは、読み難くいので

読みやすい書体で作成される方が多いのではと思います。

B 

Bのような書体だと個性的で読みやすく、印としての

独自性もあるような気がします。

この書体は、和文篆ですが、画数の少ない文字に適しているので

赤井・井上・市川など画数が少なく普通の書体だと

主張がなくありふれた感じになってしまう苗字に向いています。

社長の印鑑に最適?

先日、ある会社の社長様が替わり印鑑の文字を見たい

とのことで3書体デザインしました。

①古印体・②硬めの篆書体・③和文篆

選ばれた書体は、③の和文篆でした。

特に画数の少ない苗字でしたので、気に入られた理由は

線に太さもあり、ありふれていない書体だったからでしょうか。

フォントでは出来ない印鑑の文字デザインをこれからも

積極的に創作して行きたいと思っています。

 




2018年7月9日
から はん助
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コメントを受けつける設定にしました。

スパム投稿が減ったので

ここ1年間スパム投稿で大変でした。

多い日は一日に送られてくる迷惑メール等は数百件。

今は、月に2~3件ですので対応できるレベル。

現在6月以降の投稿について

コメントの投稿を許可する設定にしました。

書体のことなど気軽に!

書体のことなどお気軽にコメント下さい。

お待ちしています。

自分の名前だったらどんな感じになるのかなど

できるだけお答えしますので…

7月9日、店からの天気。青空と入道雲

記録的速さで関東が梅雨明けと思ったら。

大雨続きで西日本は大変な被害です。

同じような状況に見舞われたら

私のお店も一溜まりもありません。

国のインフラ整備の疲弊を憂えるばかりです。

看板犬は今日も元気です。

早いもので、もう5歳。毎日来店するお客様に

可愛がってもらいとてもありがたいです。

 




2018年7月6日
から はん助
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マイブームと創作印章

趣味の領域?

自分で作った黒水牛+竹の印材

印面サイズ18ミリ丸、丈120ミリサヤ付。当りは象牙。

サヤ付のためケースが無くても印面は保護できる。

さすがにケース入らないし、ケースを作ったら大変お金も

掛かるし、まさにオバケになってしまう。

印を押さなくても、見ているだけで楽しい

自分らしさがそこにはある気がする。

自分が欲しいと思えるかが、まさにマイブームでは。

創作というイメージの持つ罠(わな)

印面(印影)を創作することを私は大切にしている

文字デザインではあるが、印としてまとめることを優先している。

創作する=勝手気まま。と非難することもできる。その通りである

何事でも基礎・基本は大切で、長い年月を経て残っているものです。

勝手気ままにならないよう常に自分を正すことは、意外とできない。

できるとすれば、師(尊敬できる先生)をもつことであろうか、

私の書道の師は広畑筑州。印刻の師は庭野清・土屋和夫である。

私が学んだ師は、皆、妥協は許さないという厳しい面があり、

とっても怖い存在である。

技術は劣化するか?

日々の努力をやめることで劣化しはじめると思います。

どんなに素晴らしい、賞歴の経験者であっても…

特に手を使って行う作業の場合は間違いなく。

劣化しづらい部分は、頭で考える部分で、

評論したり、説明をしたりする能力は残ります。

ただ、一度身に付けた能力(技)は、努力することでまた

元に戻すことはできると思います。

老化によるハンデは年々大きくなりますが…

自分にとってのマイブームは?

日本の古代史ですかね。

縄文時代の遺跡から、稲作の跡が見つかったりしていて

歴史が変わろうとしている。

因幡の白兎に登場するワニですが、

日本ではいなかったとされたワニの化石(6メートル以上の大きさ)が

幾つも近畿で見つかっているなど

年をとってもワクワクする面白い発見が沢山あります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2018年7月4日
から はん助
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輝け!マイブームと創作印鑑

マイブームって…

創られた流行の意味合いが強い「先端こそがカッコいい」という追求の失速のあと

個人の豊かさの実現は多様化が進んだようで、流行に敏感な面がある一方

自分の中での関心・興味・趣味・楽しみは、各自の価値観や感性に基づく等身大の

「個性」が追求されるようになってきたように思える。

「マイブーム」とは…個人的に、はまっていることを指すようで、

別に世間的に全くはやっていなくてもよい

1997年流行語大賞(命名者:みうらじゅん)

創作印鑑の可能性は…

可能性を考えるよりも、発信し続けることができるか?

魅力と感じて貰えるかが全てであろう。

創作とはそういうことで、ない物を創りだすことであり

印鑑(印章)にもできると思えるかが重要。

現状の世界は厳しい、ただ、新しいものは

そういう環境だからこそ生まれると…

お客様の感性と向き合う

少し前に、和文篆の注文を受け

文字デザインを見てもらったときのことですが、

※そのときの印影デザインは公開できないため見本を表示。

ここの線を、こうして欲しい…コピーして指摘通りに修正。

見比べる。また、ここの部分が気になると…修正。

何度か修正を繰り返し。最初の文字デザインと比べて見る

どうもシックリしないようで最初のデザインに落ち着いたり

私も実際デザインを考えるとき同じようなことを繰り返している。

一箇所気になって修正を加えると全体のバランスが崩れ

また、直すといった感じで、それでも何とか試行錯誤しながら

まとめて行く、以外と大変な作業なんです。

創作は文字だけではない?

これは、水晶の持つ色合いの綺麗さと

象牙の持つ印材としての優位性のコラボを形にしたもの

牙次水晶の印材です。

水晶は石材ですので手彫りに適していませんし

繊細な彫刻も出来ない欠点がある。

その欠点を、象牙の印面にすることで補うために加工したもの

とにかく加工費が高額で水晶+象牙の材料費を上回る上

印材屋さんも手間代もでないほど時間がかかってしまうため

数本制作して現在中断中(2~3本は販売しました。)

それ以外にも竹と黒水牛のコラボの印材を自分で作りました。

HPのトップページに載せていましたが、

お客様の目にとまり、今はありません(売れてしまいました。)

木工旋盤が25万円。これがあればと思いつつ…

まだまだ構想は沢山ありますが、印材コストが高くなり過ぎ?

今後の課題です。

 

 

 




2018年6月30日
から はん助
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さくら・を和文篆で彫ると?

毎回違った感じになる?

今まで、「さくら」という女の子の名前を和文篆で2回ぐらい

彫りました。でも今回彫った感じは全然違った感じに…

今回彫った「さくら」

その前に彫った「さくら」

今回の方が読みやすく出来たかなと思う。

前回彫った文字のイメージを参考にしないことで新鮮な

感覚でデザインができたのでは、

最近、和文篆を彫る機会が多くなり今までよりも理論整理が

容易になったこともあるかなとも思う。

ちょっと失礼、看板犬のリュウです。

散歩が大好きな5歳…

一文字づつ見てバランスは取れるのか?

基本的には、一文字づつバランスの良い形で考えます。

でも、それぞれが独自の美しさがあり、丸の中に

収めるときには全体のバランスも大切なので

それぞれが譲り合うことも考慮しなければなりません。

妥協を強いられる部分もあります。

最終的には、全体から受ける印象が重要ですから、

そのへんが創作の難しさでしょうか。

 




2018年6月27日
から はん助
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印鑑の修理(修復)できますか?

枠の欠損を補修

一般的印鑑(柘、黒水牛、象牙)など又は虎目などの石材

間に合わせの修復ならなんでもできると思います。

 

普通の専門店で修理(修復)を受けない理由は

新規の印鑑を販売したいから…

欠けやすい印材(プラスチィック製など)の印鑑だから…

柘など朱肉(脂分)が浸み込んでいるため修復が不可であるから…

修復するスキル(技術)なないから…

修復部分がまた欠ける可能性があるから…

安価な彫刻(機械彫り)のため枠の強度がない印鑑だから…

大体以上の理由ではないかと思います。

その他の修復依頼

中心部分が写らない

全体に綺麗に印影が取れない

サヤ(キャップ)のヒビ割れ

中心部が写らない現象の原因は印材の乾燥不足のため

中心部の陥没が起きる場合(水牛材の場合)などです。

また、印鑑の保管環境もあります。ケースなどに入れていないと

エアコンや季節の乾燥の影響を受けやすい。

②の綺麗に写らない現象は、安価な機械彫りで文字の際

のササクレで起こります。(仕上げ作業の省略のため

③はサヤの交換。

当店への修復依頼は

一番多いのが長年の使用での磨耗・欠損で

彫り直しに適さない植物性の印材(柘・アカネなど)の場合は

油(朱肉の浸透で修復できない)が邪魔して

修復できない等の説明をしているのが現状です。

修復するとは=間に合わせではないので当面安信して使用できる

状態にすることが修復の基本になります。

その他の材料での枠の欠損で多いのが

元々、欠けやすい彫刻方法で彫られた場合です。

この場合、修復することは可能なのですが、

しっかりとした印鑑にするための彫り直しを説明することで

彫り直しを選ばれる方がほとんどです。

間に合わせの修復を嫌う理由

その後のトラブルの発生を懸念するためでは

直してもらったところが、また元に戻ってしまった。

など、信用落とす結果になってしまうことは避けたいから。

やはり…

印鑑を作成するときに、欠けにくい仕様の印鑑を

求めることが大切だと思います。

私が彫刻をした印鑑の枠の欠損による修復依頼は

記憶にありません。

 




2018年6月23日
から はん助
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「凜」女の子一文字の和文篆

女の子の名前「凜」

2017年名前ベスト10の3位の「凜」を

和文篆で彫ってみました。読み易さを優先しました。

型にはまらない柔軟さがないとできないデザインです。

書体の持っている特長、たとえば筆法。

文字の骨格は行書を据える。

柔らかさは草書を、線質は篆書+古印体。

空間を押さえながら印としての重みを保つことなど…

大切なこと

伝統(字法・章法・刀法など)を守ることは

その通りというか、私の立ち位置を考えれば当たり前のこと

基本です。

印章の基本は紛れもなく大陸にあります。

しかし、日本的な情緒を含んだ「倭古印」(やまとこいん)を

見ていると、制作過程や文字の選択など

当時としては最善であり、偶然の産物であったのではと思います。

注文する人の感性に寄り添う柔軟性

印鑑の文字校正を通してお客様の感性を感じることがあります。

文字のバランスを考えて…楷書的に線を増やして欲しい。

読み難いので…3文字のうち、この文字は読みやすいようにして欲しい。

細かいところでは、ここの空間が広すぎる。ここの部分をもう少し太めに。

この文字が小さく見える。等指摘され直したりします。

ときには、そうすると誤字になってしまうかも?普通そのようなやり方はしない

などありますが、できるだけ要望を取り入れながら

印の正当性を保つようにして印を完成させて行きます。

競技会の作品作りと普段の仕事

競技会の作品は、伝統の技の技量を競う事になります。

競う以上時間をかけて作品を完成させて行きます。

職人はその過程を通して、何が大切なのかを

考え、学び、新たな発見をし、体が覚えることで

自力をつけて行きます。そして思考の引き出しを増やして行くのです。

普段の仕事には競技会などで培った多くのものが

フィードバック(出力の一部を入力にもどすこと)されます。

90点の自力があれば、6割でも54点になります。

50点の自力の場合、6割では30点です。

時間効率を高めながら、商いに対応して行きます。

普段から自分を鍛え自力を伸ばす為に

競技会などに向かい合うことで、

普段の仕事のレベルも上がると考えています。

彫助ホームページへ

 




2018年6月21日
から はん助
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「結菜」優しい和文篆の書体見本

優しい読みやすい書体

文字は、2017年女の子の人気ベスト10の中から2位の

「結菜」(ゆうな)を選んで和文篆-優の書体で彫ってみました。

A

 

ヨコに配置、右から左へ結菜もう少し読みやすい方がいいのですが、

流れを表現すると、仕方ないかなとも思います。

B

読みやすくして彫り直してみました。

これだと読み易さと引き換えに篆書らしさが薄くなる感じ

でも、これはこれでいいとも思います。