還暦は通過地点のひとつ

ブログ更新を控えながら…

今年に入ってからも

書道に集中するためにブログの更新を

控えてきました。

草書千字文の会得を掲げて

2年8ヶ月

道のりの険しさを承知したうえで

やり続けてなんとか還暦までに

と…

もう少しかかりそうです。

諦めたらそこで終わり

うさぎではなく

カメなのでやり続けたいと思っています。

印鑑にとって大切な文字の表現

印鑑 正しくは印章

印鑑の書体も最近では

色々とありますが、

楷書のようで行書も混じった

線にも動きがある(いい意味で躍動感がある)

書体が人気のようですが

読み難い書体ではなく

読めるということが身近に感じられる

書体なのかもと思います。

ただ、

印鑑職人にも、文字を扱う上での

立ち位置というものがあるような気がします

正当なというか、

伝統を大事にするとか、重んじるとか

印相体(吉相体)などは伝統があるとは

言えないが、

創作書体も伝統はない。

だからこそ、書道を学ぶ意義はある

伝統を学び創作に生かす

そこが私の立ち位置かなとも思います。

石のはんこ(落款印)

石のはんこ

書道の作品に押す落款印を

彫る機会がありますが、

昔は、彫りあがると

手直しすることが当たり前のようでしたが、

最近では、

手直しすればするほど

精彩が無くなり、味気がなくなることを

強く感じます。

それは、印稿がどれだけ大切なことなのか

証左とも言えます。

実用印にも同じことが言えます。

一歩はもう少しお預けです。

万畳篆の創作

印鑑の書体のひとつとしての万畳篆

当店の書体に万畳篆というのがありますが、

この書体は印相体の欠点を解消するとともに

書体の印相体としての視覚的長所を生かすために

創作した書体です。

とはいっても、書体を創作することは

そう簡単なことではありません。

シナ(中国)の歴史の中で印章の中に九畳篆というものがあり

それを参考にしてあります。日本では、お寺で使用される

印、印文=仏法僧法に九畳篆の影響があります。

少し気が重たくなる書体のひとつ

画像は、注文時必ず行う風景の一つです。

最初は半紙に鉛筆で試行錯誤して

次に、実際の印影を想定してイメージを作成します。

それを作業場から見えるところに添付して

時々眺めます。修正箇所が見つかれば

また修正して、

同じように掲げて見る

この繰り返しをしながら、煮詰めていく

イメージが完成するまでの試行錯誤は意外と大変な

作業になります。

創作は大変な作業ですが

万畳篆に限らず、和文篆などの書体は

手本がなく、自力の感性でまとめて行くしかありません。

何日も頭の中でどうしたらいいのか

考えることも以前はありましたが、

最近は思考回路も慣れて少しは楽です。

いずれにしても、簡単に妥協しない姿勢は

次につなげて行くために大切であると考えます。

読めない文字は絵として見る

印章の書体の中で読みにくい篆書を

扱い慣れている篆刻家や印鑑職人は例外として

一般的に文字として読めないことは想像できます。

では、どういう風に見えているのか、

女性の人には、絵画というか「絵」として

捉えている場合が多い。バランスや空間についても

文字として扱っている自分には不思議なことです。

できないことに取り組む覚悟

物事は、誰でも最初からできるわけではありませんが、

興味を持ったり、することを求められたり、

さまざまな事で、身につけて行きます。

ただ、能力や得手不得手で出来ないこともあります。

それでも、出来るようになりたいと思った時、

自分の限界を取り払い、諦めない覚悟を決めて

やろうとすることは自由です。

感性は磨き次第でしょうか

生まれ持った感性は、磨きしだいで大きな力になる。

試行錯誤を繰り返して一定の自信の中に、

ぶれない強さと、続ける楽しさを感じることができる。

決して人と同じ道を歩まずとも切り開くことができる。

ただし、道を逸れないように師を持つことは、

とても大切である。