はん助奮闘記

こだわりの発掘

高千穂神楽と印章文化

第41回を迎えた隔年開催の業界の大会

はんこ屋組織で最大の公益社団法人全日本印章業協会主催で行われる

全国大会が2年に一度、持ち回りブロック制で今回は、九州の宮崎で

開催されました。同時に全国印章技術大競技会の入賞者の発表と

表彰式があるため、参加してきました。

表彰式はこんな感じでした。

写真垂れ幕に書いてある「重要無形民俗文化財高千穂の夜神楽」

が角印の課題文字でした。

貴重な時。高千穂神楽

その後、記念講演として高千穂町中央公民館長の田尻氏による

講演と夜神楽の舞を見ることができました。

高千穂神楽(たかちほかぐら)は1000年以上前から受け継がれている神楽で、

国の重要無形文化財に指定されています。見ることはとても珍しいといわれます。

高千穂へは宮崎市から車で4時間。秘境です。さらに

神楽は夕方から夜中にかけて行われるため、本物を見る機会は大変貴重ということです。

伝統文化の側面では、印章文化とも共通する部分もあるでしょうか、

神楽の継承は子供に教えてゆくことが重要と聞きましたが、

伝統を守り継承してゆくことは、本当に大変なことだと思います。

印章文化

印章文化と言っても

飛鳥時代に制度化され公文書に捺された公印

鎌倉時代には大陸との交流により、禅僧の書いた墨蹟に私印が捺され、

室町時代には水墨画家の落款印として用いられた。

戦国時代には意匠を凝らした武将印と呼ばれる印も現れる。

江戸時代には二代将軍徳川秀忠が、「町触」を出し

一般の庶民に証拠としての判形(印判・印鑑)を使用するようにとある。

我が国においても1000年以上、印の歴史をつないでいる。

専業としての作り手があり、素人の入る隙間など無かったことだろう。

現在はどうなのかと言うと、実用印の世界はかなりやばいと言える。

ともあれ、良い印章をつないでゆく努力はしてゆかかなければと痛感している。

通商産業大臣賞作品

今回、賞を戴いた作品です。

本来は、篆書体の正式な形で彫りたかったのですが、

「の」は日本で生まれた文字であるため篆書がないので、

省略体というか、印章新体で揃えて彫りました。

私以外の作品は、すべて旧字を元に彫られてありましたが、

それは、字法に対する考え方の違いなのかもしれません。

救われたのは、審査員の参考作品に私のような文字の

使い方をしていた先生がおられたことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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