はん助奮闘記

こだわりの発掘

印鑑のサグリ(当り)・前じるしの必要性はあるのでしょうか?

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印鑑の当り(サグリ)とは…

印鑑の上下を分かりやすくするために側面に施してある加工を

当り・前印(まえじるし)・サグリ・などと言います。

代用としてシールを貼ったり、高価な物には金丹(きんたん)・盛金(もりきん)など

24金を使ったものなど様々です。盛金は、独自の修行を積んだ職人技で作られます。

昭和の時代の金丹には民生(みんせい)などの職人が知られています。

私も以前東峰という職人さんに何度か盛り金の製作依頼をしたことがあります。

現在では、数年前からの金の価格の高騰により、

加工代も以前の数倍の価格になっているようです。 

下記の写真は、印材に施されたサグリ等 

012bDSCN1354

左上の印材はサグリ付き、右上の印材は金丹(キンタン)付きのもので、共に黒水牛の角DSCN1351 DSCN1348 

左上の印材は、角型印のサグリ付き、右上の印材は、丸印のサグリ付きのもので、共に本柘材。 DSCN1341 DSCN1344 

左上の印材は、象牙材の金丹入り作者は、右の鯉の象嵌は、金の鯉がサグリの代わり。 DSCN1352 DSCN1349  

左上の印材はサヤ付きの象牙で龍の象嵌。右上の印材は象牙で銀丹を施してある。

印鑑に当りなどの加工はしない方が良いという考えのサイトの意見は…

印鑑というものは昔から「アタリ」をつけるということが好まれません。 

その理由は様々ですが、重要な契約等で、実印を捺印する際に「アタリ」がなければ、

上下を間違えないために印鑑をよく見る必要があり、それにより「間」がうまれ、

その「間」でこの契約書に本当に この印鑑を押して良いだろうか?

と間違いのない判断をするため… また、印鑑というのは、実印や銀行印等の重要印鑑が多く、

その重要な存在から、ご自身の分身でである物という考えもあり、

その自身の分身でもあるような重要な印鑑本体に傷をつけない、という意味でも

「アタリ」を付けない方が良い説もあります。  

その他にサヤ(印鑑を保護するためのキャップ)は

伸び悩むと言われていて、最近では使わない傾向にあります。

などが印章専門店のサイトの大まかな説明として書かれています。

私(はん助)のサグリの有無に関しての意見としては…

アタリ(当り・サグリ・前じるし・丹)の有無の考えは、売る人の立場や考えによるところが 

大きいと感じます。吉相印など印鑑と開運を結びつけて商売をしている立場の人から言えば

サグリ無しの方が都合が良いのでしょう。ただ、何でもかんでも勝手な理由をつけて

否定するのは良くないと感じます。

私も、不動産の契約に際して印鑑を様々な書類に押印(捺印)した経験から言うと、

金融機関との融資契約や不動産会社や行政書士との本契約の当日は、

印を押す時に感じたことは、正確に不備のないように集中すること

印を押す以外にも、書類の記入など慎重に行いました。慣れているとはいえ相手の

不手際もあります。実際にありました。4者立会いの場合、ばたばたするのも仕方の

ないことです。  

もう契約の段階に至っては、契約書等に誤りのないよう記入し、正確に捺印することが大切で、

全体を滞りなく完了することが求められます。そう考えると印鑑は余裕をもって捺印できる

ことの方が理想だと思います。サグリは実用的で、とても便利なものだと思います。

意外と前印(まえじるし)のない印鑑を正確に押すことは、楽ではありません。

当り付きの印鑑ならば、慌てず余裕を持って捺印できるのではと思います。

じっくり考えて慎重にするのは、実印などを押す以前のことではないでしょうか。

彫助では基本的にサグリ付きを薦めていますが、希望があれば無しでも受けています。

最後に象牙印材の盛り金のサグリは、印鑑として威厳があり最高だと思います。

金の価格が下がれば是非、職人に依頼して製作したいと思っている次第です。

一級工房彫助 horisuke.com 




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