はん助奮闘記

こだわりの発掘

小田原から発信?印判の新しい可能性

| 0件のコメント

少し大袈裟なタイトル?

伝統は残ってこそで、手作りに於いてはなおさらです。

印鑑フォントを使用するのは主に技術のないはんこ屋さんですが、

技術をもっているはんこ屋でも無視できないレベルになっています。

AB

CD

A=は標準的篆体のフォント文字。B=は小篆のフォント文字。

C=は印相体(吉相体)のフォント文字。D=は九畳篆のフォント文字。

文字画像は実際より粗くしてありますので、実際はとても綺麗です。

A・B・Dは「善」。Cは「舟」。

どうして無視できないのか?

文字を書く技術は大変なことで、修得するまで何年も努力する必要があるからです。

その手間を省けるなら、と考えても自然なことです。

ましてや、安売りのはんこ屋は印鑑フォントを使って

手間を省き商売をしている現状があるので…競争するにも

あまりにアドバンテージが大きすぎると…

同型印が出来てしまう以外にも問題が。

仕上げ作業を省いた荒彫り印鑑しか出来ないことです。

しかし、世の中で使用されている印鑑の8割以上

もしかすると9割以上の印鑑は荒彫り印鑑(仕上げをしていない印鑑)です。

今は、これがスタンダードとも言える現状です。

 

印鑑技術者にとっても、価格で敵わないことが一番の問題でしょう…

仕上げをした印鑑をスタンダードにするために

荒彫り印鑑ではなく、仕上げ印鑑がスタンダードになるために

技術者がすべき事、価格の、見直しも大切ですが、

手彫り印鑑の魅力を高めること、新しい発想をもつことだと思います。

今までの常識に囚(とら)われない考えが出来るかが鍵です。

「さくら」

ひらがなの印鑑にも、もっと威厳を持たせるようにすること。

「井上」A

文字フォントでは追いつけない印鑑デザインを創作すること。

そして、今までにない読みやすい文字を使いながらも

篆書体の持つ威厳や重厚さを兼ね備える印を創作すること…

会社で使用する印鑑の課題

何と言っても、会社で使用する個人の印鑑は、

読み易さが求められます。読みやすい印鑑は、

書体が楷書的であり、古印体・楷書体・行書体・隷書体などで

印鑑の書体として重みが出せないのが課題のひとつ、

個性も出にくい。

「井上」B

これは読み易さを優先して、創作した印鑑です。

画数の少ない名前(井上と彫ってあります)に向いている

和文篆です。

A=は少し大きめのサイズを考えてデザイン

B=は、小さめのサイズに合うようデザインしています。

印として文字をデザインするのに、時間が掛かってしまうのは

仕方ないことですが…

 

これからも魅力ある印鑑づくりを小田原から

発信できればと考えています。

 




コメントを残す

必須欄は * がついています