はん助奮闘記

こだわりの発掘

小田原印判という発想

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アドバンテージ

最近思うことがある。

伝統の芽を拵(こしら)えたいと言うか、新しい時代の起点という発想を模索している。

伝統的工芸品といえば、甲州手彫印章があり、

一部の地域に限定され、

京印章は、永く日本の都としての歴史に上に築かれた文化だと感じる。

甲州で水晶などが産出されたことも大きく、また地理的なことも相俟って

印章という産業が続いてきたのだろと思う。

 

古い時代のことは、よく分からないが現在の日本は、

沖縄から北海道までインフラ整備がなされ不自由はあまりない

確かに東京一極集中はどうかと感じる。

その中で、印章を生きる糧としている私を含めた多くの人達には、

印章技術のアドバンテージは感じられないのが実感ではなかろうか。

一級技能士を修得しても、就職すらままならない現実は確かにあるのではないか、

 

安売りで一儲け

ここ数年で印鑑の安売りサイトの急増は目に余るものがある。

以前は、フランチャイズによる安売り路面店の急増で

自分も大変な思いをしたことを思い出す。(数十メートル先に安売りの店が出店)

印鑑の価格は、勝手に決められていたのではありません。

まず公務員の給料を基準にして決められたと聞いています。

そして地域格差なども考慮され、都会よりも地方の価格は高めでした。

それによって全国どこでもハンコ屋さんとして生業ができていました。

 

では、皆が機械を買って安売り競争に参入すればよいではないか

という考えもありますが、なぜそうしないのでしょうか

印鑑の役目の重要性を認識しているからだと思います。

印章を彫ることの中に、唯一無二(常にオリジナルであること)

を守り、長く使用できる彫り方や綺麗に押せるというなどのために、

手間を省かないという彫り手の姿勢があると思います。

 

数億の契約にも、はんこが使われることで意思の確認がなされ

成立します。ハンコは使い道を誤ると何もかも失う危険があります。

そのような大切な印鑑を扱っているからこそ

安売りはできないし、無責任な印章に手を出さないし

専門店のプライドを守っていると思います。

 

小田原印判

小田原印判という発想は、

昔ながらの伝統だけを忠実に守っていると

少なくとも、多くの地域のハンコ屋はなくなるでしょう。

ネームバリューのある、甲州手彫印章や京印章は残るとしても…

 

今の時代は、どんなに美味しい牛肉を生産しても

ブランド牛として発信できないとやっていけないと…

店先で聞かされた記憶があります。

(その方は、今年度、県内のミートフェアで150頭の中から一番の評価をもらい

みごと「和牛の部」で最優秀賞を受賞されました。)

 

道具を使いこなし、いままでよりも良いもの作り、

地域に貢献することがもとめらる時代に

安売り屋によって、大切な印章業の伝統がなくなることだけは、

なんとか防ぎたいと強く感じています。

 

小田原印判は、簡単に言えばブランドのことです。

伝統印章をしっかりと守り、時代に合った印章作りをする…

 

少し長くなってしまったので内容につては改めて書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 




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